ホントに久しぶりに 中尊寺ゆつこ を読んだ。



新ニューヨークネイバーズ―セレブに会えるアメリカ・ガイド
中尊寺 ゆつこ
講談社 (2005/03)
売り上げランキング: 2,230



就職してすぐの1990年代初めのころ、気に入って読んでいた。

私より5歳上の著者は、当時20代半ばで売れっ子漫画家で

NYでの生活ぶりをニューヨークネイバーズ で書いたりしていた。


別に成功したいとかお金持ちになりたいとか考えてたわけでは

ないけど、彼女のアクティブさにうらやましいというか、ある意味

憧れも感じていたのかも・・・。


自分なりに自分の生活の範囲で楽しく、それなりに悔いもなく

仕事も遊びもしてきたつもりだけど・・・


なんとなく彼女のそれ以降の活動を見ていると完敗・・・という

気がする。


うーん、うまく書けないなぁ。


何でこんなことを書き始めたかと言うと、彼女が今年の1月31日に

亡くなったということを知ったから。

もう5ヶ月くらい経っていて今更・・・って時期ではあるのですけど。


かなりショックでした。


2000年に長女、2003年に長男をもうけていたこともその後に

知った。


仕事をしていく上でいいことばかりのはずはなかっただろうけど

彼女のイメージはいつでもアクティブ。

バブル期の「おやじギャル」のイメージが強いけど、常に自分の

やりたいことに正直な人と印象。


やりたいことをやってきただろうけど、きっとまだやりたいことが

たくさんあったはず。


まだ、5歳と、2歳の子供たちのこともきっと気がかりのはず。


さっき、完敗って書いたけど・・・ちがうなぁ。


「今、生きてる」 


ってだけで、それだけで勝ちなのかも。。。


だって 「これから」 があるから。


勝ち負けで語るのはかなーりバカっぽいけど。


「これから」 の時間を大切にする生き方をしたいなって

思えた。


生きているだけで、まだまだいろんな可能性があるはず。


自分で自分の可能性に限界を作るんじゃなくて、

可能性を広げて行く様に時間を使いたいと強く思う。


若いうちだけがチャレンジのときじゃなくて、40代の見えて

きたこれからだって、まだまだいろんなことにチャレンジが

できるはず。


自分で選んだ人と結婚して、子供も作って、気が付くと

すっかり「奥さん」「おかーさん」に納まってしまいそうな

自分に気付くけど、それも私の大事な一部だけど、

「私」も忘れちゃいけない。


がんばって生きたいなぁ。。。。


遅ればせながら 

中尊寺ゆつこさんのご冥福を心からお祈り申し上げます。