「やっぱり日本は男社会なんだなぁ・・・」
仕事の中で何度も思うことがあります。
もちろん、人より抜きん出た技術や人脈がある人はその限りではないのですが
事務職の女性の派遣市場での相場は大体こんな感じです。
上から相場の高い順に・・・・
１．２０代半ば～２０代後半 未婚
２０代前半でなぜいけないか？
それは経験が足りない懸念があるからです。
一番人気は２０代半ば、もう少しずばりいうと２４～２７才まででしょうか。
あくまでも「未婚」というのがポイントです。
２．２０代前半 未婚
ここでも「未婚」というのが大事なポイント。
経験の少なさを「若さ」の「素直さ」でカバーすると言った感じでしょうか。
（単に男性が多い各社の採用担当の要望(欲望？）の表れかも・・・）ボソ。
３．３０代前半 未婚 と ２０代 既婚 が同率３位。
３０代前半と書きましたが、３０代最初の山場が「３２歳」
これを過ぎると一般的に依頼のある会社の採用担当者たちの
カテゴリーは「３０代半ば」というカテゴリーになるようです。。
４．３０代前半 既婚
年齢的なハンディと｢既婚＝仕事ではなく家庭を優先される恐れのある」
「既婚＝子供がスグにできちゃうかも＝すぐやめられちゃうかも」
というイメージがついてくるようです。
５．２０代 既婚 子持ち
６．３０代 既婚 子持ち
（５．６に関しては求職時子供の年齢が高いとそのブン若干人気度が上がります。）
・
・
・
と続きます。
はっきり言って｢４０代でもいいよ」という会社はまずありません。
ほんの一握りの特殊技能が必要な仕事のときのみ、本来の意味での
「年齢不問」
が適用となります。
まぁ・・・なんと子持ちの人気のないことか。。。(涙）
人に派遣の仕事を紹介する仕事についている私自身が、
普通に市場にでると人気最下位のカテゴリーにいるわけです。
皮肉でしょ。
（だからＴ子のお犬様の話もストレスに思いながらも我慢してるのかも・・？）
でも、ですよ。
当たり前のように上のランクを読んでしまった方がいるかもしれませんが
本当であれば
「なぜ結婚してちゃいけないの？」
「なぜ子持ちじゃいけないの？」
「なぜ３０過ぎちゃいけないの？」
と思ってもいいと思うんですよ。
最近、結婚を考えている職場の３０歳の女性がしみじみと言うんです。
「この仕事について１年経ちますけど・・・・
女って、３０になるときに一度価値が下がって、結婚するときにさらに
下がって、子供産むとまるで対象外に近い感じになるんですね・・・・。
頭の中味が急に変わるわけじゃないのに・・・・」
だよね。
よくわからないうちにここ数年で私の相場（子供年子で２人もいるしね・・・）
急落。。。
なんかね、どこかがすごく納得いかないんですよねぇ。
仕事ができてもできなくても
男は結婚しては株が上がり、社会的信用が上がり。
そして、子供が生まれてはさらに社会的信用がついてくる。。。
何でじゃ？
コレだけ見ても、明らかに変だよね。
男女平等？？？はぁ？？？です。
私が叫んでも仕方がないことなのは百も承知。
でも、でもですね。
こんな社会じゃ子供を産みたくない、産めない女性が増えるのも
道理だと思います。
女性は産めば産むほど、精神的な充実（と負担）、経済的な負担が
増えるし、社会的に自分の価値は下がる。。。。
この相場を決めているディーラーはほとんどの場合
「男性」なんですよねぇ。
派遣会社に求職に来るワーキングマザー予備軍とか３０代の女性って
優秀な方が多いんですよ。
本来なら、経験もそこそこの（くちばしの黄色い？）若い子なんかより
ずっと即戦力で働けるはず！
派遣の場合、本来の趣旨とは違い「まず依頼してくれた企業の要望優先」
というのが本音。
「２０代がいい」と言われれば、条件にあった人を探します。
（↑コレって、ホントはまずいんだけど。でも職安でも面と向かって年齢
を理由に応募を拒絶するもんね・・・年齢を言っちゃいけないなんて絵に
書いた餅なわけで・・・）
でも、納得してるわけじゃありません。
いつか、結婚や出産がいわゆる仕事社会で「付加価値」となる
「男女平等社会」が来るといいなぁ。
お・・・なんだかまとまりがなくなってきました。
今日はこの辺で。
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