実はうちの職場に半月くらい前から久々に新人さん

入りました。


あまり異動とかない地方営業所なので

「新しい風」として心ひそかに、いやいや、

かなりの「期待の星」としてお迎えいたしました。


その新人さんがこの地方拠点では考えづらいほど

若く、20代前半!!

即戦力を重んじるうちの営業所ではある意味ちょっと異色。


いま平均年齢は32~3くらいのうちの部署。

一番若くても27かな?

他はみんなそれなりによその会社でキャリアを積んだ転職組。


本来、うちの所長の方針か新しい人を採用するときは

若すぎず、老け過ぎず・・・・で

20代後半を採用することがほとんどだったのだが

みんな高齢化してきて?腰が重くなってきたせいか


「経験がないからこそ、率先して動く素直で感じのヨイ子」


を入れたいと考えて異例の若者採用。

ええ、ええ。私たちもすごーく欲しかった「率先して動く」人材!

所長が自分が担当していたスタッフさんだった新人さんに

「率先して動く」人材として白羽の矢を立てて、派遣の契約の

終了を待って声をかけて採用となったわけです。

所長自らの推薦ですから、若者とはいえ私たちもすごーく期待を

していました。


そして、教育係には部署の責任者であるT子 と部署で一番

気が回り、動きの軽いK子ちゃんの2人が就くことになった。


T子は責任者と言う位置にあるので知識はある。

あるのだが、「何も知らなかった状態」に戻れないのか

新人教育には不向きな人。

その不向きな新人教育にかなり苦労した新人当時のK子ちゃん。

その背景を知って、T子も立てて、かつ絶対に不足する部分を

K子ちゃんに補わせようと言う所長の采配というか配慮。

K子ちゃんの腰の軽さも見習わせたかったのかも。


前置きが長くなっちゃったけど、そんな経緯でこちらとしては

準備万端、期待満タンでお迎えした新人ちゃん。




入社10日目でトイレに駆け込んで泣いちゃった_| ̄|○




P美ちゃん(K子ちゃんと同時期に入社した)は

T子とK子ちゃんがこの半月研修している姿を見て

「丁寧に教えてもらっててうらやましい。

自分たちが入社当初(T子の研修に)本当に苦労したから・・・・・」


とつぶやいていた。


それでも新人ちゃんには荷が重く思えるものがあったらしい。


私もスタッフさんの登録面接や会社説明に同席させたりしたけど

やる気があるのかないのか・・・・・・一度も質問してこない。

分からないことはたくさんあるはずなのになぁ。

メモもとっていない。


ただただ漫然と同席しているだけ。


私 「ん~??」


電話もあまり率先してでない。。。。。


私 「ん~??」



あまりに暇そうだし、スタッフさんに電話をして仕事を紹介する人選

作業もなんだかあまり気が乗らなさ気。


「あー、めちゃくちゃ忙しいとか言って所長に言われて連れて

こられたのにそうでもなくて時間もてあましちゃってるのかなぁ。

暇はつらいしねぇ。」


と思った矢先のトイレ駆け込み事件でした。



「暇をもてあましちゃって・・・・・」

なんていうのは私のとんだ勘違い。


どうもこんなに電話の多い仕事だとは思っていなかったよう。



でも、毎日自分の仕事時間を割いて丁寧に教えてるK子ちゃんは

何度教えてもメモも取らない新人ちゃんに軽く切れかかっていた。


で、ついに


「あのね。他の人と同席するときはきちんとメモ取りなさい」


と今更ながらだが当たり前のことを言ったそうだ。

言われた10分後、他の人との同席が終わった瞬間・・・・・

新人ちゃんはトイレにGO!!


30分帰ってこなくなってしまった。


その間のK子ちゃんのバツの悪そうなこと。

心中お察しいたします。


派遣コーディネーターの仕事って、極端に言えば企業からの

依頼に対して人を決めて、それに付随する事務を行う仕事。

会社によっては役割分担がチョット違うかもしれないが

少なくともうちの営業所はそう。


まず「もらった依頼に派遣する人を決める」=アレンジ作業

メインのお仕事となります。


アレンジはほぼ100%、電話がメイン。

mailですることはほとんどありません。

なので「電話が苦手」では勤まらない仕事だと思います。

登録者が何万人もいてその人たちに電話をするわけですから

それぞれの個人の事情もあり、考えられないようなことを

言い出す人もいて大変といえば、まぁ大変。

(業界長すぎて麻痺している私)


仕事なんて覚えれば良い訳ですからこれまでの職歴が

少ないとか忙しい職場の経験がないとかいうのはそんなに

問題ではないと思うんですよね。

適性があれば誰でもできる仕事。


でも「電話多いのは苦手」という人は適性に欠けるかと。


本人が泣く前の日にK子ちゃんに


「もっと一般事務っぽい仕事だと思っていました。

こんなに電話多いなんて聞いてませんでした。」


と言ったそうなので、責任は所長にありそう。

きちんとした仕事のイメージを新人ちゃんに伝えられずにいた

ってことなんだろうなぁ。

同じようなことを入ったばかりのころを思い出してP美ちゃんも

K子ちゃんも言ってたし。


泣いちゃった日は新人ちゃんの歓迎会の日。

みんな口には出さないものの「歓迎会が送別会???」と

ヒヤヒヤしたりもしたんだけど、歓迎会で新人ちゃんが言った。


「なかなか慣れなくて、勝手に落ち込んじゃったりするんだけど

そういうときは皆さん放っておいていただいていいですから。

早く慣れられるように頑張ります」


一見、前向きなこの発言に文句をつけるのはすでに心が汚れて

しまったからでしょうか?


「職場で自分の気持ちのアップダウンを出すな!

周りが気を遣わずにいられるはずないでしょう。。」


私が新人のころはそういうことをキチンと教えてくれる先輩が

たくさんいたんだけど。(今思えば恵まれてました!)

じゃ、私が言ってあげるかというとそんなことをT子を差し置いて

言ったりしたらこっちがとばっちり食らうのであまり言いたくない。

T子とできるだけかかわりを持ちたくない私。

ごめんね、新人ちゃん。


でもね。

最初の契約はきっと1ヶ月という期間でで結んでいると思う。

「ダメだ」

と思ったら辞めるのも勇気だからね。

適性のない仕事に長く勤務するのは本人にとっても面倒を見る

周りにとっても不幸な時間だと思うので。


頑張るのだったら会社にいる間は陰ながらこっそり応援はするので

「積極的に」頑張って欲しい!



冷たいようだけど

泣いている時間にもお給料が発生していること、

教えてくれている人たちの労力や時間も思いやれる人材に

育ってね。それも私たちの仕事に必要なスキルのひとつです。



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