チュウリップ(赤)


体調を壊しているうちにあっという間に4月も半ばになってしまいました。

4月になったら書こうと思っていたことがあります。

ちょっと遅くなりましたが、書いてみようかと思います。



「新入社員教育について」



このブログをご覧いただいている皆様は学校を卒業してからいわゆる「新卒採用」をされて「社会人としての教育」を受けられましたか?この「社会人としての教育」、個人的には大きい会社ほどキチンと時間を取って正式の配属までに時間をかけてやっているような気がしています。(要するにそれだけ時間的にも仕事的にも新入社員をいきなり働かせなくてもいいような規模の会社ということになるのかな?)


今をさかのぼる事15年経・・・・。

私も受けました、いわゆるビジネスマナー研修と呼ばれる新入社員研修。

それこそ、お辞儀の仕方から名刺の交換、お茶だしの方法、電話の対応、会社での対応をがっつり1週間泊り込みで。その後はOJTと称して、日中は現場で飛び込み、18時から22時頃まで反省とこれまたそれを踏まえての研修が4月いっぱい・・・・。当時はうんざりというか、正直ありがたみが良くわからないままにただただ惰性で受けていた気がします。


新卒で採用され、その研修を受けた会社は先日辞めた派遣会社(笑)

当時から規模の小さい会社ではなかったけど、まだいわゆる一ベンチャー企業でしかなくて入社してみると規模の拡大に組織が追いつかずイロイロとずさんでいい加減なところも多い会社だった。

現在はそれなりの大きさで体裁も整えていて逆にその体裁が邪魔になるような規模になったけど、いま思うとその当時のあの会社で私が受けた新入社員の教育は破格の教育だったと思う。

当時その手の教育インストラクターを派遣する会社を持っていたせいもあるだろうけど、本当にまともできちんとした教育を受けさせてもらった。忘れてしまったこと、自然と日々の業務の中で身についたもの、それぞれあるけど「財産」になる研修だったと思う。



なんでこんなことを書くかと言うと、派遣会社で登録手続き担当の仕事をしているとこの基本的なビジネスマナーが全く身についていない人を多く見かけるからです。


たいていそういう人は年齢に関わらず、いわゆる「新卒採用」の就職をしていない人、ずっとバイトしかしてこなかった人、最初の就職先がいわゆる個人オーナーなどで研修を受けさせてもらう余裕のない小さい会社だったりすることが多い。


仕事に関しては慣れもあるから個人の能力でなんとか追いついていくものだと思うし、適性さえあれば結構なんとかなるもんだと個人的には思ってる。

でも、この「ビジネスマナー」は曲者。

いわゆる教科書どおりにできる人はほとんどいない。

だからこそ、キチンとできている人を見ると心が洗われるような印象を持つ。

逆に「仕事の能力は高いんだろうなぁ」と思う人でもいわゆるこの「ビジネスマナー」ができていない人を見ると「もったいない」というい思いとともに「あ~ぁ」とも思う。


私は「マナー」って
人を「不快にさせないための先人が決めてきたルール」だと思っている。

知らなければできないし、知っていて心がければ誰にでもできることだ。


具体的にビジネスマナー教育を受けていない人が派遣の登録の時にやりがちな行動をいくつか上げると・・・・


1.来社時に自分の名前を告げない

  こちらから名前を尋ねるまで「今日1時に予約をしているんですが・・・」

  と言って黙っている。 

  本来ならここは「今日1時に予約をしている○○(フルネーム)です。」
と来て欲しいところ。


2.名刺を片手で受け取る

  名刺交換の場ではお互いに片手で交換することもありますが、派遣登録の
  場合は派遣会社の担当者の  名刺を一方的に受け取ることがほとんど
  なのでここで片手で受け取るのは マナー違反。


3.だまって座る(勧められないのに座る・・・・)

  基本的なマナーとしては勧められたら「失礼します」と言ってから
掛けるのがホント。 勧められる前に勝手に座るのは問題外な気が・・・。


とこんな基本的なことが上げられる。


じゃ、マナーが今イチだからと言って「う~ん」と思って話してみるとすごくいい人だったりすることもあるわけで、ホント、何が問題かって「これまでそういう教育を受ける機会がなかった」ということに尽きるのでは・・・と思うのです。


たかが名刺、たかが名前と思うかもしれませんが、これがきちんとできる人意外と少ないんです。

(そういいつつ、自分も名刺交換とか・・・ちょっとテキトーになっていて自信ありませんが・・・・)


いわゆる転職活動をしていても、会うのは人事担当者ということを考えればですね、この「マナー」ができているかどうかというのすごく大事なわけです。

派遣で紹介する場合にもきちんとした人事担当者がいる会社にはやはりマナーもきちんとした人を連れて行く方が決まりやすかったりするのです。

(怖い話ですが、その辺がテキトーな人事担当者のところにきちんとした人を連れていくと「ウチにはもったいない人なので・・・」とか言ってNGを出してきたりすることも少なくないのです・・・)


我が家はたまたまダンナが職業訓練・職業紹介関連の仕事をしています。

以前、ダンナに


「今、ハローワークとかでやっているPCとかの職業訓練を受けても現場で直ぐに使えるかということ難しいのが現状だと思うんだけど、他に仕事に結びついていきそうな研修ってどんなのがあると思う?」


と聞かれたことがあります。


そのときにしばらく考えて


「マナー研修、基本的なビジネスマナーの研修があるといいと思う」


と答えました。


「本人の資質以前に面接ひとつとってもビジネスマナーが全然できない人は不利だし、結局はいくら技術をも磨いてもそれ以前の問題で落とされることになるから。PCの研修とかは本人がお金さえ出せば今やどこでも受けることができるけど、ビジネスマナーを教えてくれるところはほとんど無いのが実情。
すべての講習の中の数時間、そういう研修を希望を募って受けられるようにすれば良いと思う。」


というのが私のそのときの答え。いまもそれはすごく思っています。


私自身もいまからビジネスマナーの基本をキチンと教えてくれる講座があれば是非受けなおして、つい忘れてしまっている部分を見直ししたいなぁとかなり切実に思っています。

私見ですがこの手のマナーがキチンしている人って、所作も美しいというかスマート。自分もそうなりたいなぁと思うわけです。


たぶん、いまこの時期に当事者として研修を受けている新入社員の人たちはその研修の本当の有り難味を感じるのはずっと後になるか、気づかないままかもしれませんが、雇ってくれた会社が時間と費用をかけて、ついでに言えばお給料まで払ってくれて受けさせてくれる大事な財産となる研修です。

キチンと学んで身に付けて一生の財産にしてほしいなと思います。




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